「朝なかなか起きない」「夜はダラダラして寝るのが遅い…」
小学生の生活リズムが崩れると、学校生活や学習にも影響します。
特に長期休み明けは、親もつい「早くしなさい!」と叱りたくなりますが、叱るほど改善が遠のくケースも少なくありません。
今回は、叱らずに生活リズムを整えるための具体的な方法を、教育現場と家庭での実践経験を交えてご紹介します。
なぜ小学生は生活リズムが崩れやすいのか
睡眠と体内時計の影響
成長期の子どもは夜型になりやすく、寝る時間が遅くなりがちです。
習慣の崩れは加速する
一度寝る時間や起きる時間がずれると、体内時計の調整に数日〜1週間かかることも。
叱られると行動が後回しになる
脳はネガティブな刺激では行動の意欲が下がるため、さらにダラダラモードに入りやすくなります。
叱らずに生活リズムを整える3つの基本ステップ
① 見える化する生活リズムを整えるためには、時間を目で確認できる形にすることが効果的です。
例えば、我が家では長期休み中、時間割表を壁に貼って過ごしています。
勉強する時間、体を動かす時間、自由に遊ぶ時間を、子どもと相談しながら決めます。
旅行や外出など特別なイベントの日は守れませんが、基本のスケジュールがあるだけで子どもは安心し、生活リズムが大きく崩れません。
「次は何をする時間か」が分かるだけで、声かけも減り、親子のイライラも減ります。
いきなり「早寝早起きを完璧に!」は難しいので、達成しやすい小さな目標から始めるのがおすすめです。
朝早起きの習慣づくりで何かできなかなぁと考えて、親子で朝散歩をすることにしました。夏休み中は「暑くなる前に歩こう!」と、朝6時に起きて外へ。
歩きながら会話したり、近所の花を観察したりするだけでも、心も体もスッキリします。
初めは「眠い…」と言っていた子も、「明日も行こう!」と自分から言い出すようになりました。
きっかけづくりは、親子で一緒にやる。これが意外と効くんです。
行動ができたときは、しっかり褒めて記録することが習慣化のカギです。
生活リズムを守れた日はカレンダーにシールを貼ります。
例えば、「夜9時までに布団に入れた日」や「朝時間通りに起きられた日」に好きなシールを貼る方式です。
ある日、子どもが「今日も貼れるね!」と笑顔で報告してくれたことがありました。
その瞬間、「やらされている」から「自分でやりたい」に変わったのを感じました。
行動を認めてもらえることが、子どもにとって大きなモチベーションになります。
長期休み明けは「スイッチ切り替え日」を設定
長期休みはどうしても生活リズムが乱れます。
そこでおすすめなのが、休みの終わりを待たずに「切り替え日」を設けること。
例えば、お盆休みを越えたら「学校モード」に切り替える日を設定します。
朝は登校時間を意識して起きる
宿題や学習時間を固定する
夜は就寝時間を学校モードに戻す
我が家でも、お盆を過ぎたらスケジュール表を学校仕様に戻します。
数日かけて体を慣らすことで、新学期の朝がスムーズになり、親子の負担がぐっと減ります。
生活リズム改善で得られるメリット
朝の準備がスムーズになり、親のストレス減
学習効率・集中力の向上
自己管理力の土台ができる
厳選おすすめアイテム
『ホワイトボードA3サイズ ポジティ 吊り下げタイプ 』
ちょうどよい大きさで、壁に吊り下げられるのでとても便利です。
まとめ
生活リズムを整えるポイントは、「叱る」より「仕組み化」です。
見える化・小さなゴール・肯定的フィードバックを意識すれば、自然と子どもが動き出します。
そして長期休み明けは、切り替え日を設けて少しずつ学校モードに戻しましょう。
今日から始められる小さな一歩で、親子の朝時間がぐっと変わります。
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