「心臓」のトリセツ
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「心臓のトリセツ(取扱説明書)」ダウンロードはこちら(心不全・早期発見セルフチェックはp3に掲載)
https://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2025_shinzo_ymea.pdf
※このページの中でも、<心不全・早期発見セルフチェック>について詳しく紹介しています
トリセツ01 予備群推定4,000万人⁉心臓がカチカチで心不全に!
▷失ったら戻らない!?心臓を動かす心筋細胞
日本人の死因で、がんに次いで多いのが心臓病。実はいま、心臓が衰えてしまう「心不全」と診断される人が急増し、医師たちは「心不全パンデミック」と呼び、警鐘を鳴らしています。心不全とは、心臓の最も重要な働きである「血液を送るポンプ機能」が悪くなり、全身に必要な血液を十分に送り出せない状態のことです。
この心臓のポンプの“動き”を作り出しているのが心筋細胞。数十億個集まり、動きをそろえることで拍動していますが、ダメージを受けると、次第に心臓の動きが悪くなっていってしまうのです。しかも、心筋細胞は特殊な細胞。皮膚や他の臓器などの細胞と違って生まれ変わることが、ほとんど起きないため、ダメージを受けたり、死んでしまったりしたら、元に戻ることがほとんどありません。だからこそ、予防や早期発見が重要です。
▷知らぬ間に心臓が硬くなる!最大の原因は血圧にあり
心不全は、心筋梗塞や弁膜症などの心臓病で心臓が傷ついたあとに起こる、という考えが昔は一般的でした。しかし、近年増加している心不全は、「心臓病の自覚はないのに・・・」「体に不調はないのに・・・」という人にも起こります。そもそも心臓は、血液を受け取るときに膨らみ、縮むことで体じゅうに血液を送り出します。ところが、いつの間にか心臓がカチカチになり、膨らめなくなる“カチカチ心不全”という状態になると、心臓に血液が十分に入らず、結果的に体に送れる血液量が減少してしまいます。さらに、血液の通り道で心臓の直前にある「肺」に血がたまり、漏れ出した水のせいで、呼吸困難を引き起こしてしまうのです。
この心不全を引き起こす硬い心臓を作る最大の原因は「高血圧」だといわれています。高血圧の血管に血液を送るには、その圧力に打ち勝てるほど強い力で、血液を送らなければなりません。その結果、心臓は常に負荷がかかる“筋トレ”状態に。高血圧の状態がずっと続くと1つ1つの心筋細胞は肥大化し、その集合体である心臓の壁も分厚くなってしまいます。すると、次第にコラーゲンなどにより、カチカチになってしまうのです。こうして起こる心不全を「拡張不全」「HFpEF(ヘフペフ)」ともいいます。
トリセツ02 心臓のSOSを知る!早期発見編
▷心不全の早期発見の秘策!「BNP検査」
BNPとは、心臓に負荷がかかっているときに心臓から出るホルモンの一種です。その主な効果は「利尿作用」。心臓のポンプ機能が衰えると、体内には血液などの水分がたまり、心臓への負担が増加していきます。そこで心臓はBNPを放出し、体に流れる血液を少なくすることで、みずからの負担を減らそうとするのです。つまり、BNPは心臓がみずから分泌するSOSのサインであり、BNP値が高ければ心不全が疑われる状態であることを示しています。※BNP値が高ければ必ず心不全とは限りません。
このBNP(NT-proBNP)値は血液検査で分かり、かかりつけ医でも簡単に値を把握することができるのもメリット。実際に群馬県前橋市では、医師会が、かかりつけ医向けに、BNP検査を推奨すべき患者はどのような人かをまとめたチェックリストを配付。それをもとに、BNP検査を行い、値が高かった人に精密検査を実施すると、心不全の早期発見がなんと5割も増加したのです!
今回トリセツでは、そのリストをアレンジ。どんな人がBNP検査を受けたほうがよいのか分かるチェックリストを作成しました。
⚠BNP検査の注意点
チェックリストに当てはまった方は、お近くの内科や循環器を専門とする医療機関への受診をおすすめします。保険適用で検査を受けられる場合があります。
BNP(NT-proBNP)検査は健康診断・人間ドックのオプションとして受けられる場合があります。
BNPの値が低くても、心臓に異常がないとは限りません。特に、肥満の方はBNPの値が 低く示される場合があります。
不安な方は循環器を専門とする医療機関への受診をお勧めします。
心不全 早期発見 セルフチェックリスト
チェックリスト作成・監修:群馬大学医学部附属病院 医師 小保方優 日本心不全学会 理事/藤田医科大学 教授 井澤英夫
1段階目、2段階目の両方に当てはまった方は、医療機関への受診をおすすめします。
チェック① 次のうち 一つでも当てはまる。
※カッコ内の数字は診断の目安です。詳しくは専門医にご相談ください。
□ 高血圧 (上の血圧:140以上、下の血圧90以上)
□ 糖尿病 (空腹時血糖126mg/dL以上または HbA1c 6.5%以上など)
□ 慢性腎臓病 (GFR<60mL/分/1.73㎡ が3か月以上 など)
□ 貧血 (ヘモグロビン(Hb) 男性:13g/dL以下 女性:12g/dL以下)
□ 肥満 (BMI 25以上)
□ 脂質異常 (LDLコレステロール140mg/dL以上など)
□ 心房細動
□ 弁膜症
□ 狭心症
□ 心筋梗塞
※高血圧だけでなく、上記の生活習慣病・心臓病も心不全の大きなリスクです。
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チェック② 次のうちいずれかが当てはまる。
□ 体を動かすと息切れがする。
□ 下半身(特にすねのあたり)にむくみがある。
※心不全になると血液の循環が悪くなり、初期症状として息切れやむくみが現れます。
チェック①・②両方当てはまった人は、BNP(NT-proBNP)検査のために、かかりつけ医を受診することをお勧めします。
トリセツ03 予防編!心臓を長もちさせるための極意!
▷心臓の負担を減らすには“第2の心臓”を活用すべし!
働きものの心臓を長もちさせるには、負担を軽くして休ませてあげることが大切です。そこで活躍するのが“第2の心臓”。この第2の心臓を有効活用することは、心臓病からの回復を目指す「心臓リハビリテーション」でも強く推奨されています。では、第2の心臓とはなにか。それは…足!足を使うことで、心臓の働きをサポートするのです。
人間は起きていると、重力によって血液が下半身にたまりやすくなります。ですが、血液が体を巡るには下半身から重力に逆らって心臓に血液を戻さなければなりません。そこで活躍するのが足(ふくらはぎ)。足の筋肉を使うことによって、静脈がギュッと締まります。すると、その効果で血液が上に上がっていくのです。つまり、足は血液を循環させるための第2のポンプとなり、このポンプが働くことによって、心臓を休ませることができるのです。
さらに、太ももやふくらはぎなどの筋肉を使うと、血圧や血糖値などの異常を抑えるホルモンが放出され、心臓を保護してくれます。まさに足を使うことは心臓にとっていいことづくめ!そしてもちろん心不全予防にも効果アリ!
しかも、予防という意味では「筋トレをせずとも、ある簡単な動きをするだけ」で心臓の負担を軽くできます。それは、歩くだけ!今回取材した3人の医師も、毎日歩くことを実践していました。今回、足の筋肉をしっかり使える歩き方を紹介してもらいました。日々の歩き方をすこし見直すだけで効果が期待できるといいます。
▷生活習慣病の改善
心臓に負担をかけないようにするには、生活習慣病の改善も欠かせません。高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、肥満などは心臓に負担をかけるため、「心不全診療ガイドライン」が定める心不全ステージA(心不全リスク)に該当します。生活習慣病を指摘されている人は、医師の指示に従ってください。
番組では高血圧について対策をまとめた「高血圧のトリセツ」もご紹介しました。 (2024年10月10日放送)
「高血圧のトリセツ(取扱説明書)」ダウンロードはこちらからご覧ください
https://www.nhk.or.jp/program/torisetsu-show/2024_koketsuatsu_kaea083.pdf
足上げ歩行のやり方
太ももが地面と水平になるまで足を上げて歩く。(ひざの角度は90度が目安)
ここまで上げられない人は、足を地面から5cm~10cm上げて歩く。
足の筋肉をしっかり使って歩くことがポイント。
理想は1日8,000歩×週3日。
♀️さらにオススメ!「ちょこっと速歩」
足上げ歩行が簡単にできる人は、早足で歩くとより足の筋肉を使うことができます。
スピードの目安は、会話ができる程度。1人なら鼻歌が歌える程度。
上記のスピードを上回ると、心臓に負担がかかります。適切なスピードを心がけてください。
⚠運動を行う際の注意点
過去に心臓の病気があると診断を受けた方は、運動によって心臓に負荷がかかる場合があり、自己判断で運動を行うのは危険です。必ず医師の指示に従ってください。
体に痛みがある方、不安がある方や運動中に痛みが出た方は、無理に行わないようにしてください。
生活習慣の改善と、足上げ歩行。2つの方法で、心臓をいたわってあげてください!
心不全に関しては「きょうの健康」でも詳しく紹介しています
情報満載!トリセツショーInstagram
https://www.instagram.com/nhk_torisetsushow/ (※NHKサイトを離れます)※別タブで開きます
网址:「心臓」のトリセツ https://www.yuejiaxmz.com/news/view/1049371
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